横須賀市で売却中だけれど、このままでいいのか不安になった方へ
- コラム
不動産を売り出すと、「いくらで申込みが入るか」に意識が向きやすくなります。
ただ、実際に購入申込みが入ったときに確認するのは価格だけではありません。
「購入申込みが入ったら、価格以外に何を基準に返事をしますか」
この質問に、今すぐ答えられなくても問題ありません。
申込みが入ってから慌てて考えるより、まだ落ち着いているうちに、
「譲れないこと」
「相談・調整できること」
「まだ分からないこと」
を分けておくと、条件全体を見ながら判断しやすくなります。
これは、購入希望者に合わせて妥協するためではありません。
売主自身が、何を大切にして判断するのかを整理するための準備です。
【購入申込みは価格だけで判断するものではない】
購入申込みには、価格以外の条件が含まれることがあります。
例えば、契約する時期、引渡し時期、残置物、設備の扱いなどです。
土地や戸建てでは、測量や境界について確認が必要になる場合もあります。
希望に近い価格でも、引渡し条件が合わないことがあります。
反対に、価格は少し希望より低くても、ほかの条件が売主の事情に合っている場合もあります。
そのため、申込みが入ったときは、
価格とその他の条件を合わせて、自分にとって受け入れられる内容か
を見ることが大切です。
【まず「譲れない・調整できる・分からない」の3つに分ける】
紙でもスマートフォンのメモでも構いません。
次の3つに分けて、今の考えを書いてみてください。
【1.譲れない条件】
ここには、現在の事情を考えると簡単には変えにくいことを書きます。
例えば、
・必要な手取りに関わる価格
・引越し前には引き渡せない
・家族の予定上、この時期より前の引渡しは難しい
といった内容です。
価格については、一方的な「最低売却価格」を決めるという意味ではありません。
住宅ローンの返済、売却に必要な費用、その後の予定などを踏まえて、
「この手取り額を下回ると、資金計画を見直す必要がある」
という判断の目安を持っておくイメージです。
その金額を広告や購入希望者へ公開する話ではありません。
希望価格と、資金計画上必要な手取りは分けて考えておくと判断しやすくなります。
【2.相談・調整できる条件】
ここには、実際の申込み内容を見ながら相談できそうなことを書きます。
例えば、
・契約日
・一定範囲での価格
・引渡し時期
・残置物
・設備への対応
などです。
最初から「ここまで必ず譲る」と決める必要はありません。
残置物や設備の扱いも、実際の条件を確認しながら調整することがあります。
この欄は、売主の最終回答ではなく、
「申込みが入ったら、ここは相談できるかもしれない」
という範囲を整理するためのものです。
【3.まだ分からない条件】
「まだ分からない」を残しておいても構いません。
例えば、
・測量が必要なのか
・境界について何を確認するのか
・設備を修理した方がよいのか
・一般的にどのくらいの引渡し期間を考えればよいのか
といった内容です。
測量・境界、設備や建物の扱いなどは、物件や取引条件によって確認内容が変わります。
分からないものを無理に決めるより、
担当者に確認する項目として残しておく
方が実務的です。
【契約日と引渡し日は別に考える】
購入申込みが入った際は、
「いつ契約できるか」
「いつ引き渡せるか」
を別に確認することがあります。
契約については、内容の説明を受けたうえで、いつ頃なら判断できるか。
引渡しについては、引越しや荷物、家族の予定などを踏まえて、いつなら対応できるか。
この二つを同じものとして考えないことが大切です。
すぐ引き渡せないこと自体が問題なのではありません。
売主自身が「いつなら可能か」を把握しておくと、申込みが来たときに話しやすくなります。
【事前に決めた考えは見直してよい】
「譲れる条件・譲れない条件」を整理しても、それが最終回答になるわけではありません。
実際に購入申込みが入れば、
買主が何を希望しているのか。
なぜその条件を希望しているのか。
売主側ではどこまで対応できるのか。
を担当者を通じて確認しながら考えます。
申込み前には難しいと思っていた条件でも、全体を見た結果、調整してもよいと判断することがあります。
逆に、事前には問題ないと思っていたことが、実際には難しい場合もあります。
事前整理は、自分を縛るためではなく、判断するときの軸を持つためのものです。
状況が変われば、考えを見直して構いません。
【内見後の反応を整理したら、次の申込みに備える】
売却中に内見はあるものの申込みにつながっていない場合は、まず内見後の反応を整理することが先です。
そのうえで、次の申込みに備えて売主側の条件も整理しておくと、実際に申込みが入ったときに落ち着いて判断しやすくなります。
内見後の反応については、「横須賀市で内見後に『検討します』が続く理由|値下げで解決する反応・しない反応」もあわせてご覧ください。
【購入申込みが入る前だからこそ、落ち着いて整理できる】
購入申込みが入る前に、すべてを決める必要はありません。
まずは、
譲れない条件
相談・調整できる条件
まだ分からない条件
の3つに分けるだけでも十分です。
横須賀市で、販売前・販売中に条件を整理したい方のご相談もお受けしています。
売却依頼を前提とせず、「譲れない・調整できる・まだ分からない」を一緒に整理できます。LINEには「申込み前に条件を整理したい」とだけお送りいただければ大丈夫です。うまくまとめる必要はありません。